妹尾昌俊アイデアノート

妹尾昌俊アイデアノート~ステキな学校、地域、そして人たち

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運動会は学校の組織力の高さがわかる!?

珍しく今日は2通目の投稿。短めに。

今日は小学校(長男・長女)の運動会でした。真夏日のなか、どの子も、ほんとよく頑張ってました。大半は自分の子ども(or妻と分担しつつ下の2人のめんどう)を見ていましたが、一部、学校の運営側にも注目してしまいます(職業病か・・・)。

僕は前々から、学校にはもっと組織力、チーム力があったほうがよい、と言っていました。しかし、行事(特に運動会)を見ると、ほんと手際よく分担して、一丸となって学校は運営してますね。正直、自分が教員側だったら、こんなにうまく運営できる自信はまったくありません。尊敬します。

それなのに、不思議なのは、授業という学校教育の本丸中の本丸(行事も大事ですけれど)では、そうした組織力、チーム力は発揮されているのだろうか?という疑問。たしかに学年や教科で分担はしていますが、協業といいますか、切磋琢磨や互いの影響で大きな効果をあげているようになっているかどうか。

僕が聞いてきた限りでは、他人(といっても同僚ですが)の授業のことはあまり口出しできない、という教職員の方はかなりいます。”個業”(個人ワーク)になっていると。

学校というところは、「授業について、一人ひとりの教員がプロである」ということを大前提で動いている組織です。実はあたし理科は苦手なの・・・という小学校の先生はわんさかいますが、子どもや保護者の前で正直に言えませんし、前提としては、新人だろうがベテランだろうが、みんなある程度はよくできるということで運営されています。その前提なり自負がじゃましているんだろうか?いや、そんな単純なことではない何かがあるのだろうか?

ぶっちゃけ、運動会では協力せざるをえない(そうしないと、とても手間のかかる子どもたちにいろいろさせながら、保護者などの見る前でいいパフォーマンスを出せない)が、授業は協力せざるをえない状況に直面していないのだろうか?

自分の中で答えが出ているわけではないのですが、よく考えていきたいです。