妹尾昌俊アイデアノート

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妹尾昌俊アイデアノート~ステキな学校、地域、そして人たち

元気な学校づくりと地域づくりのヒントをお届けします!

(読書ノート)かくかくしかじか

東村アキコさんの『かくかくしかじか』がマンガ大賞2015をとりました。そしてその発表の今日、最終巻(5巻)が発売というすごいタイミング。

かくかくしかじか 1/集英社
¥802
Amazon.co.jp


本書は東村さんの自伝マンガとされています。うちは夫婦でかなり東村ファンで、本書も1巻発売から読んでました(ひまわりっママはテンパリスト海月姫も好きです)。著者が高校生のとき、美大をめざしてお世話になる、宮崎のいなかのスパルタ絵画教室、日高先生との話。実にいい本です。

ストーリーは読んでのお楽しみ。とても共感できるのは、東村さんが自分のことを、若いころはこんなにバカだった、わからずやだった、自己中だったって、素直に回想しているところ、ときどき笑いを誘いながら。そして、日高先生の子どもみたいなまっすぐさ、生徒に対する本気さ。僕は本書を学校関係の方にも強くおススメしたい。

基本は笑いながら読めるんですが、50ページに1回くらい、じーんとくるシーンがあるんですよ。僕は今日、帰りの電車で最終巻を読んでたので、とても危なかった。


東村さんと日高先生は対照的な存在として描かれています。絵画に本気になれない教え子とどこまでもバカなくらい熱心な先生として。また、自分のことがかわいくて一番な女の子と、キビシイなかに生徒のことを誰よりも思う先生として。そこにあるのは世代ギャップなどという単純なものではないでしょう。しかし、同時に、2人はとてもよく似ているところもあると感じます。それが、先ほど紹介した、まっすぐさ、素直さかもしれません。

仕事や自分の好きなものへの構えと言うのかな、も変わってくるような本だと思います。