妹尾昌俊アイデアノート

妹尾昌俊アイデアノート~ステキな学校、地域、そして人たち

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ホタルごっこと「変わる学校」の書評、感想

おはようございます。昨日は子どもと一緒に9時に寝てしまい、今日はとっても早起きしました(2時半)。昨夜、一番下の子(4歳)と近所を探索し、カブトムシがいそうなクヌギの木に蜜を塗っておいたので、夜中はその確認に。

結果は残念ながら、カナブンだけでしたが、もうそろそろ出てきそうなシーズンです。葉山にでも探しに行くかな。ちなみに、下の写真は一番下の子のホタルごっこ(!?)の様子。先日逗子の沼地でホタル探しに行ったところ、小さいのですが、見つけて親子で喜んだのでした。

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今朝は4:30にもう小4の長女が起きてきました。5時前には周りも明るいですね。

ところで、最近、幸いなことに、教育関係でアツい方々、またはクールな中に熱意をもった方にお会いする機会が多いのですが、拙著『変わる学校、変わらない学校』を名刺代わりにお渡ししたり、買っていただいたりしています(たまに不慣れですが、サインを求められることもあり、一人ひとりメッセージを考えて添えています、字はうまくありませんが)。

最近もフェイスブックでやりとりしている小学校の先生から、「本届きました。読みだすと止まらず、一気に読んでしまいました。小学校では学校の目標に応じてプロジェクトチームをつくっていることもありますが、組織化するだけでなく、その後の見直しが必要だと感じました。」という感想をいただきました。忙しいお仕事を終えた後も読んでくださり、またご自身の学校に照らして考えてくださったようで、うれしいです。

やはり、現場の先生たちから、(多少でも)役立った、こんなことを始めてみたなどとおっしゃってくださるときが、本や記事を書いたり、研修したりする中で、一番うれしいときです。

また、先日はある県の教育委員会の方から、その県がここ数年取り組んできた教育改革と通じるところがあったという感想をいただきました。その県で、研修などできるようになるかもしれません。温泉あるし、歴史巡りしたい場所もあるし、、、ぜひとも訪問したいです!

それから、先生と先生を目指す学生のためのデジタル教育雑誌「教職ネットマガジン」でも、書評をいただきました。ほんま、ありがとうございます~

本書のもう一つの特徴 は、すぐれたビジネス書を引用し、そこで指摘されている経営上の問題を、学校経営の問題として丁寧に読み解き、読者に示していることです。・・・管理職や 教育委員会の方はもちろん、中堅以上の先生方には、どうしてもご一読いただきたい一冊です。強くお勧めします。

kyo-shoku.net

そうなんです、『変わる学校、変わらない学校』ではおススメ本をけっこう紹介しています。ホタルの光じゃないですが、民間企業等の優れた取組でぱっと光るところを見つけて、それが学校でどう参考になるか考えてきました。

たとえば、イチオシのひとつはルメルトの『よい戦略、悪い戦略』。アメリカの営利・非営利組織の戦略を研究してきた大家の先生が、典型的な筋の悪い戦略を解説してくれているのですが、学校や行政にも言えそうなことがちらほら。

ただ、”ビジネス書ではこう言っています”や”民間の経営ではこれこれがポイントですよ”といった話は、そのままだと、学校に活かすのはかなり難しいところも多いと思います。それは、学校は、子どもを相手にしているという難しさ(とやりがい)に加えて、メンバーの意識をあわせたり、モチベーションを上げたりする上での難しさがあるし、また、子どものためにというと何でもやったらよいということになりやすく、普通の民間企業以上に気を付けないといけないことが多くあるからです(そのこともあり、魅力的な学校づくりを進めている現場の先生たちは、ほんますごいなあと思います)。

つまり、民間企業等の経験や知見を、学校で活かすための知恵へ変換するためには、ある程度、学校の特性を踏まえて翻訳しなおすことが必要な場面もあります。『変わる学校、変わらない学校』でそれがどこまでうまくいっているかは分かりませんが、現在進行形で僕自身も学習・改善していきたいと思っています。

 

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