妹尾昌俊アイデアノート

妹尾昌俊アイデアノート~ステキな学校、地域、そして人たち

元気な学校づくりと地域づくりのヒントをお届けします!

学校マネジメントフォーラムでの資料アップ!

先月、大いに盛り上がった文科省の学校マネジメントフォーラム。講演資料をアップしていただきました。3市の実践事例発表の資料もありますし、関心ある方はぜひご覧ください。
僕のプレゼンは、リクエストがあればどこでもお話しますが(最近は鑑定団のように、「全国どこでも出張します!」って言いふらしてます)、おもなポイントは次の点かなと思います(写真の資料を補足しますね)。

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①業務改善って、なんのため?
多忙化対策や業務改善は何のためか?
子どもと向き合う時間の確保とよく言われる。それはそうなのだが、そう思い過ぎるよりも、自分の人生を楽しむためと捉えてはどうか。自分を大切にして、趣味でもなんでも楽しむ。その結果として、授業の種が増えて、子どものためにもなる。たまには1人称で。
 
②アイデアは思いつく。なぜ行動にできないか
「あなたの学校では業務改善として、どのようなことをターゲット(対象)ですか?」と会場に問いかけて、隣近所の方と話し合ってもらった。
わずか5分強の間にたくさんのアイデアが出た。僕が申し上げたいのは、少しの時間でもアイデアは出てくるということ。もうひとつは、なぜそう簡単に思いつくことが、実行できていないのか、ということ。
後者の反省をしっかりしないと、こうした研修も上滑りしてしまう。
(関連して、多忙化の背景について、個業化など妹尾が分析したことを説明しました。)
 
③だれが、何から、どうやって進めるか
アイデアを出したように、多忙化対策や業務改善のヒントは、実は教職員の頭のなかや、身近なところにある。半径3mを見渡そう。
これはなんためかなと、そもそも論も大事にしてほしい。目的や目標から見ることで、やりべきことや改善点は変わってくる。
たとえば、挨拶運動はなんのためにやっているのか?例年この時期は強化月間でやっているから?あるいは挨拶の習慣づけ?あるいは気になる子の様子を朝一で確認するため?目的を見ると、必ずしも朝校門に立つことばかりが本当に重要なのか、見直せると思う。
 
まずは、情報の共有がないと、思いの共有にもアクションにもいかない。学校のなかは思っている以上に情報の共有ができていない。様々な事例からは、情報の共有の重要性がよくわかる。
 
④なんのために、どんなことから始めたいか
 今回の講演、それからあとの事例発表で、あなたの学校でやりたいことが1つ、2つ見つかると思う。ぜひ話を聞いて終わりではなく、何か始めてみてほしい。そのときに、何をやるか以上に、なんのためかを再度振り返ってほしい。
 
◎第2回のマネジメントフォーラムが今月25日(金)にあります。僕は参加者のひとりとして参ります。懇親会もたぶん出れると思うので、前後で見かけた方はどうぞお声がけください~
 
◎関連する話はまたブログでもアップしていきますが、下記の記事もぜひご覧ください。
 
 

◎『変わる学校、変わらない学校』引き続きよろしくお願いします~

※先日文科省のフォーラムでプレゼンしたこともあり、アマゾンランキングで1位(学校運営and 教育行政・法律)になりました。

買っていただいた方、ありがとうございました。

出版社さんからでも1、2日で届けてくれます。学事出版TEL:03-3255-0194

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senoom.hateblo.jp