妹尾昌俊アイデアノート

妹尾昌俊アイデアノート~ステキな学校、地域、そして人たち

元気な学校づくりと地域づくりのヒントをお届けします!

多動な2018年!2019年もそうかな

このブログもずっと更新をさぼっておりましたが、妹尾はいたって元気です。この1年は、ちょうど1年前の1月1日だけ高熱を出してしんどかったのですが、幸い、ほかは大病なく、まあ、けっこう太ったかなということ以外は、大丈夫でした。

 

2018年は、漢字で一言で言うと、「多動」だったかなと思います。

 

ホリエモンこと堀江さんが『多動力』という本を出していますが、ぼくの場合も、とてもラッキーなことに、あちこちに顔を出しながら、自分の好きなことを進めることができたかなと思います。これは2019年も大事にしたいと思います。

 

よくライフワークとライスワークはちがう、と言われます。好きなことばかりやっていても、なかなか生活できないよ(ライスワークにはならない)とか。

 

ぼくはこの話を、前職の会社勤めをしていたときに悶々としながら過ごしていました。とても鍛えられたよい職場でしたが、自分の好きなテーマでの社会課題解決に時間をもっと割きたいということで、2年半前に退職し独立。そのあとは、すぐには仕事はあったわけではなく、しっかり見通しもないまま見切り発車でしたね。かなりヒマなときも多くて、その当時、生活を支えてくれていた妻からは「あんた、週2も海(SUP)に行って、遊びすぎ」と言われていたほどです。。。

 

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ある小学校での研修のひとこま

いろいろよいご縁もあって、この1年は、全国各地を訪問して、学校づくりを応援、伴走することができました。いま自分のスケジュールを見返しましたが、風邪をひかずにほんとよかったです。

 

まだまだスポット的なもの(1回講演に行ったきりなど)が多くて、もっと継続的にお手伝いできるところも増やしたいなと思います(2018年度は山口県教育センターや四日市市教育委員会横浜市教育委員会など、継続的にサポートしています。)。以前よりは、だいぶライフワークとライスワークも近づいてきた感触はあります。

 

ちょうど1年前にYahoo!ニュース個人というサイトで、働き方改革や部活動問題をはじめとして、解説しています。このブログの更新は滞りましたが、よかったら、Yahoo!のほうもご覧ください。また、FacebookTwitterをフォローいただければ、関連情報は毎日のように発信しています。

 

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今年は本も単著で1冊出せました!(共著も少し。)『先生がつぶれる学校、先生がいきる学校』はずっとあたためてきた内容で、モチベーションマネジメントと長時間労働是正をメインに扱っています。実例も含めて、具体的な事例をもとに、当事者意識をもって考えられるケースメソッド本になっています。

 

Amazonで著者ページもできました。↓

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本や記事を書くのは大好きなので、2019年も頑張りたいと思っています。いま構想中と執筆途中のが2つあります。

 

中教審働き方改革部会、スポーツ庁文化庁での部活動ガイドライン検討会議など、国の審議会にも、今年はたくさん出ました。資料を出したり、会議中に遠慮なく、思い切った提案をしたり。ともかく真剣勝負でのぞみました。この姿勢は娘たちの小学校のPTAの会議などでもいっしょです。

 

講演をしたり、本や記事を出したり、国の審議会に出たりすることは、それら自体が目的ではありません。拙著『思いのない学校、思いだけの学校、思いを実現する学校』の最初に書いた次のこと、気持ちは、今年も2019年も大事にしたいと思っています。

 すばらしいアイデアも、読んだり、聞いたり、考えたり、書いたりするだけではだめだ。(※)

 

 この一節に出会ったとき、ドキッとしました。わたしはこれまで10年以上大手シンクタンクの研究員として、また2016年に独立したあとは教職員向けの研修講師として、いわば“すばらしいアイデア”を売る、広めることを仕事にしてきたからです。

 

 なぜドキッとしたのか。それは、100枚近いパワーポイントをつくって理路整然とプレゼンしても、あるいは一度に数百人をアツくする講演ができたとしても、相手が動かなければ、学校も、その先の子どもたちも変わらないからです。「今日はいい話が聞けたなあ」、「とても満足した」とは言ってもらえるし、アンケートでも多くがそう答えてくれるのですが、それだけでは不十分です。わたしはカウンセラーでも、落語家でもないのですから。

(※)ジェフリー・フェファー他(2014)『なぜ、わかっていても実行できないのか―知識を行動に変えるマネジメント』(長谷川喜一郎・菅田絢子訳)、日本経済新聞出版社、p.3

 

2018年も本当にたくさんの方に支えていただき、あるいは刺激的なアイデアなどを交換でき、ありがとうございました。2019年もあちこちで、笑いをとりながら、行動につながるきっかけをどんどんつくっていきますので、どうぞよろしくお願いします。

 

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