妹尾昌俊アイデアノート

妹尾昌俊アイデアノート~ステキな学校、地域、そして人たち

元気な学校づくりと地域づくりのヒントをお届けします!

重版出来!「変わる学校、変わらない学校」

おかげさまで拙著「変わる学校、変わらない学校」喜んでいただいているようです。 最近ドラマも人気の重版出来! ”じゅうはんでき”ではなく、”じゅうはんしゅったい”と読むそうです。「変わる学校、変わらない学校」が初版が品薄になったので、増刷してくれ…

運動会のいま、むかし

今日は子供たちの運動会でした。上から小6、4、2年生なので、ほとんど暇なく見てました。すこし曇りぎみで、暑すぎずよかったです。 やはり日ごろの家での子供の様子と全然違うがんばりが見れるのがいいですね。小学校最後になる長男は、徒競走で1位だっ…

校長らのコスト意識を高めるには!?

「教職研修」という業界誌の最新号に投稿しました。学校に余裕を生み出す管理職の「コスト意識」という特集です。↓ 教職研修 2016年 06月号 出版社/メーカー: 教育開発研究所 発売日: 2016/05/19 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 開けてみてびっ…

自主ゼミ@横浜~チーム学校を機能させるためには

先日、横浜で地域と学校をつなぐ活動を展開されている、NPO「まちと学校のみらい」の勉強会でちょっとした講師をしてきました。NPOの代表の竹原和泉さんは、長く、東山田中学校区のコミュニティ・スクールの活動を発展させてきた、とても素敵なおばさま(ジ…

(読書ノート)ローマ帝国人物列伝

やっぱり歴史は人物から入るのが楽しい 歴史をある人物に焦点をあてて眺めていくスタイル、列伝、人物伝ものは大好きだ。司馬遷の史記だって人物伝(紀伝体という)、大河ドラマもそう(あくまでもドラマだが・・・)。学校の歴史の授業がつまらないという声…

(読書ノート)学校でしなやかに生きるということ

しなやかに生きるのが難しくなっている学校について またまた、とてもいい教育書に出会った。石川晋さんの『学校でしなやかに生きるということ』と前田康裕さんの『まんがで知る教師の学び』だ。今日は石川さんの本について紹介する(両者は、学び続ける教員…

三国志好きに最適→三国志運命の十二大決戦

当代随一の三国志のプロが代表する12合戦を解説 先日、中国に三国志の旅ができるといいなと言う友人に、強く勧めたのが、渡邊義浩著『三国志 運命の十二大決戦』。新書でとても読みやすい。マンガでもよいので少しでも三国志の概略を知っている方には、最…

読書会withローマピザ

昨夜は、大学のときからの友人2人と、たまに開催している読書会でした。読書会は、 ①共通の本を読んだり、章を分担したりして、感想などをシェアする、②別々のオススメ本を紹介して、感想などをシェアする、のパターンがあると思いますが、今回は②です。 場…

(読書ノート)フレームワークの失敗学

ロジックツリー、SWOT、4Pでちゃんと分析したのに・・・ 堀公俊さんの新書『フレームワークの失敗学』は、とても分かりやすく、かつ実用的だ。ロジックツリー、SWOT、4P、PDCA、BSC、などの分析枠組み・ツール(=フレームワーク)について(横文字ばかり…

(読書ノート)使える脳の鍛え方ー成功する学習の科学

経験と勘からの卒業-科学的に検証された勉強法 どの世界にも”経験と勘”が物を言うということはある。著名な経営者のなかにも、「経営の秘訣はなんですか?」と聞かれて、「最後は度胸です」と言う人もいる。勉強法についてはどうだろうか?自己流だったり、…

(読書ノート)マチネの終わりに

”恋の仕方を忘れた大人に贈る恋愛小説”か? 平野啓一郎さんの『マチネの終わりに』、堪能しました。先日初めてサイン会なるもの(この本の)に行ったので、普段以上に入りやすかったところもあります(息子の仮面ライダーのサイン会なら行ったことはあったけ…

(読書ノート)一流の狂気―心の病がリーダーを強くする

心の病が人を強くする 本書、ナシア・ガミー著『一流の狂気』を読むと、自分の鬱病などの心の病気への認識を大きく改める必要を痛感した。なぜなら、精神的な病だからこそ、人は強くなれるところもある、というのだ。 どういうことか。本書に登場するのは、…

(読書ノート)主任から校長まで学校を元気にする チームリーダーの仕事術 

小中高の教職員に4月に強くおススメする本 玉置崇著『主任から校長まで学校を元気にする チームリーダーの仕事術』(2015年)を紹介する。 学校関係者はあまり読まないかもしれないが、「○○を成功させる本」、「○○なリーダーになる本」など、仕事術、リーダ…

(読書ノート)「全員経営」①:”チーム学校”の参考書に

”チーム学校”ってなに?2015年度に学校教育で大きく取り上げられたことのひとつは、教員の多忙化と”チーム学校”だろう。 ざっくり言うと・・・・・OECDの調査などで日本の教員は世界一労働時間が長いことが判明(調査は中学校が対象)その一方で、学校が対応…

(読書ノート)日本人はどこから来たのか?

海部陽介さんの『日本人はどこから来たのか?』を一気に読んだ。人類の誕生の地はアフリカというのはよく知られている。では、私たち日本人の祖先はどこから来たのか?大陸からと言っても、いつ、どこから、どんな道を経て?道中ではどんな苦難やチャレンジ…

学校と地域との連携の現場から

先日、僕のふるさとに近い、徳島県東みよし町にて講演しました。東みよしでは、コミュニティスクールという地域と連携した運営に長年取り組んでいて、全国的にも注目されています。テーマは地域づくり、学校づくり、人づくり。まあこれだと、ばくっとし過ぎ…

大河ドラマ真田丸を楽しむ、ちょっとウンチク

大河ドラマ真田丸は、本能寺の変の年(1582年)、武田家の滅亡から始まりました。今回は武田勝頼がすごく人間味ある人物として描かれていて、好演でした。でも、武田家があっという間に滅亡してしまうのを見ると、「信玄のときは戦国最強の軍団って言われて…

(読書ノート)社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門

子どもが病気のときに保育園は預かってくれない、親にも頼れない。仕事もたくさんあるし、どうしようか、テンパってばかり。そんな経験をもったことのある人は僕だけではないと思う。本書「社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門」の著者の駒崎弘…

(読書ノート)ラオスにいったい何があるというんですか?

村上春樹さんの最近出たばかりの新刊、『ラオスにいったい何があるというんですか?』。これは紀行文で、フィンランド、トスカーナ、熊本など、彼が訪れた旅先のエピソードをまとめたもの。あの『ノルウェイの森』を書き始めたというギリシアのミコノス島に…

(読書ノート)平山優『真田信繁』

来年の大河ドラマは真田丸ということで、とっても楽しみです。本屋さんには真田信繁(幸村)関連がすでに盛りだくさん!さて、どれを読もうか、迷っていたのですが、こちら、平山優『真田信繁』。発売されたばかりですが、おもしろくて一気に読みました。真…

(読書ノート)職業としての小説家(3)学校について

村上春樹さんのエッセイ『職業としての小説家』。今回取り上げる章は「学校について」。学校関係の方はもちろん、保護者の方にも一読おススメしたい章です。自身は学校の勉強があまり得意ではなく、むしろ嫌いなことも多かったと回想する村上さん。次のよう…

★本が完成!『変わる学校、変わらない学校』

先日も少しお知らせしましたが、今度本『変わる学校、変わらない学校』を出せることになりました。<概要>「変わる学校」と「変わらない学校」。学校づくりがうまく進む学校と停滞する学校との差はどこにあるのか。“チーム学校”にも不可欠な、学校の組織力…

急な呼び出し電話、のち元気な娘、のち生姜焼き、のち夜の新幹線

今日はなんだか、たくさん電車に乗っています。今も東北新幹線の中ですが、のぞみ700系よりは、PCするにはかなり揺れるような気がします。今日は、小1の次女がお腹痛いということでお昼前に学校から呼び出し。妻も都内で仕事中で、こまっていたところ、妻が…

★本を出します★ 『変わる学校、変わらない学校―学校マネジメントの成功と失敗の分かれ道』

かれこれ5年前くらいから考えていたんですが、こんど学校マネジメント本を出します。タイトルは『変わる学校、変わらない学校』。10月中旬ごろには書店、ネットで買えるようになりそうです。学校教育をどうしたらもっとよくできるのか?みんないろんなこと…

(読書ノート)大田堯・寺脇研が戦後教育を語り合う

戦後70年のこの夏に読むのに、なかなかいい本だと思います。「大田堯・寺脇研が戦後教育を語り合う」はタイトル通り、教育学の大家にして、戦前の教育を肌で知る世代(現在97歳でしょうか)の大田先生と、ゆとり教育や生涯学習を広げたマスター文部省の寺脇…

立ち会い出産で、夫を鍛えよう

こんにちは~。実は、うちの嫁(強妻)のブログ(主に、胎教の話や妊婦さん向けのケア、子育て法など)は、僕のと比べるとページビューがいつも10倍以上あり(そもそも登録読者数が違い過ぎる・・・)、悔しい思いをしております。みなさん、引き続き応援…

(読書ノート)教育という病―子どもと先生を苦しめる「教育リスク」

必読の書などとエラそうに言うつもりはないんだけど、内田良先生の先日出たばかりの新書『教育という病―子どもと先生を苦しめる「教育リスク」』は、教職員や保護者にはほんと強く、おススメです。正直、読むのはかなりしんどい一冊。内容はむずかしくありま…

学校マネジメントの講演@近江八幡

今日は滋賀県の公立小中学校の事務職員さんの研修会に呼んでいただき、ちょっとした講演をしました。最初に、ある学校の実際の経営計画をみんなで読んで、どんなところがよいか、またどんなところが要改善点か(伝わりにくいかなど)を軽くディスカッション…

めんどうな家事は仕事モードでやる

新年おめでとうございます。正月モードももうお終いで、明日から仕事はじめな方も多いことでしょう。うちは、と言えば、帰省していたときはかなりラクだったけれど、洗濯ものはたまっているわ、子どもは毎日動き回るわで、すでに十分仕事モードです。◎初詣に…

(読書ノート)ヒストリエ

やっと出ました。岩明均さんの歴史マンガ「ヒストリエ」。1~2年に1巻しか出ないので、これを機に改めて1巻から読み返しました(最新刊は9)。読みごたえ十分な作品です。このままいくと、終わるまで何年かかるんだ!!という感じはしますが。。。本書…